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自己欺瞞の起源

自分を欺く行為というのは、幼少期に誰もが通る道である。もっとも典型的な自己欺瞞は、親にたいする感情である。子供は親に頼らないと生きていけないので、親に適応するより他ない。

何かあるたびに、親が悪いのではなく、自分が悪いと思いこもうとする。また、期待はずれの親の振る舞いや理不尽さに激しい怒りを感じても、その怒りを抑圧するようになる。

やや極端なケースだが、次のような話もある。母親から金目的の売春に使われ続けた少女がそれでもなお親を擁護するという。自分の存在の肯定を親に求めざるをえない子供は、このレベルまで自分を騙し続けることがある。

それほど極端ではなくとも、子供というのは誰であっても生きるために自分を騙すものだ。また、このことは依存的な生をおくっている人が避けて通れない事態で、宗教であれ社会的地位であれ何かに依存している人間というのは、この種の自己欺瞞を日常的に行う。(しかし、まったく何ものにも依存してない完全に自律的な状態など人間にはあり得ないので、程度の問題かもしれないが)

子供は成長するにしたがって、本来はその自己欺瞞に気付く。これこそ親離れのもっとも基本的な観点だという。自己欺瞞的な親子関係に気付くことによって子供は精神的に親離れするのだ。それがない限り、経済的に自立しても一生親離れすることはできないという。

普通に自己欺瞞を行えてしまうパチンコ依存者というのは、おそらく親離れをしていないのだろうと推測できる。起源的な自己欺瞞から脱した経験がないために、自己欺瞞が何かすら実感としてわかっていないのではあるまいか。そのために、はたから見ると滑稽なほど自分を騙すことができてしまうのだと考えられる。

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